小さなお子さんを育てている皆さん、
本当に毎日お疲れさまです。
私自身、
年の近い二人の男の子を育てていて、
朝から晩まであっという間。
子育てってこんなに体力も気力も使うものなのかと、
何度も驚かされてきました。
たとえば、
急に道路に向かって走り出したり、
公共の場で大声で兄弟ゲンカが始まったり…。
冷ややかな視線を感じる場面にも、
何度も直面してきました。
今でこそ「子どもってそういうものだ」と
思えるようになりましたが、
以前は毎日のように自己嫌悪の連続。
「私の育て方が悪いのかな…?」と自問自答しながら、
イライラして怒っては落ち込む…そんな日々でした。
ご飯の準備をしている最中に
突然兄弟ゲンカが始まって中断せざるを得なかったり、
掃除機をかけようとした瞬間に
子どもが泣き出して対応に追われたりと、
家事も思うように進まず、
子どもたちの行動に振り回されて、
「このままどこかへ逃げ出したい」
と思ったことも一度や二度ではありません。
それでも、なんとかやってこられたのは、
いくつかの“私なりの逃げ道”を見つけたから。
今回は、心が限界を迎えそうな時に
私が実践している3つの対処法をご紹介します。
方法①:頼れる人に頼る ─ 心の余裕を取り戻す
「母親なんだから、子育ては自分がやらなきゃ」
と思い詰めてしまっていませんか?
私もかつてはそうでした。
でも、
24時間子どもと向き合うのって、
本当に消耗するんです。
泣きたい時に泣けて、
疲れたら寝られる子どもたちとは違い、
大人はそのすべてに対応しながら
日常を回さなければなりません。
そりゃあ、疲れて当然です。
誰かに頼れる環境があるなら、
ぜひ少しでもお願いしてみてください。
例えば、
家族に30分だけでも子どもを見てもらい、
その間にお茶を飲んで深呼吸するだけでも、
気持ちがスーッと楽になりますよ。
我が家の場合、
実家も遠く、夫も平日は帰宅が遅いので、
子どもたちが幼稚園に入るまでは一日中べったり。
一人になれる時間なんて皆無でした。
そんな私でも、
ちょっとしたサポートや
「頼ること」に慣れていくことで、
随分気持ちが楽になった経験があります。
方法②:イヤフォンで心を守る ─ 音からの一時避難
感情が崩壊しそうなほど疲れている時は、
五感の一部を“遮断”するのも手です。
例えば、
兄弟がギャーギャー泣き叫び始めた時、
私は音楽を聴くことで一度距離を取るようにしています。
もちろん、
子どもたちの安全を確保したうえでの話ですが、
イヤフォンから好きな曲を流すだけで、
不思議と心が落ち着いてくるんです。
特にヒーリング音楽やクラシック、
自然音などはリラックス効果が高く、
気持ちを落ち着かせたい時におすすめです。
周囲には「育児放棄」と思われるかもしれない。
でも、
自分が冷静でいられない状態で子どもと向き合うより、
少し音を遮って落ち着いた方が、
ずっと健全だと思うようになりました。
そして気づいたんです。
子どもたちって、
意外と勝手にケンカを終えて
仲直りしてることが多いんですよね。
私が間に入りすぎていたのかも…と反省することもありました。
方法③:とにかく寝る ─ 自分をリセットする最強の手段
「優しくしたいのにイライラしてしまう…」
その裏には、
もしかしたら慢性的な睡眠不足があるかもしれません。
私も、体調が万全な日は心に余裕があって、
ちょっとしたいたずらくらいは笑って済ませられるんです。
でも、寝不足だったり体調が悪い日は、
同じ出来事でも怒りのスイッチが一瞬で入ってしまう。
そんな時は、割り切って寝るようにしています。
たとえ洗濯物が山積みでも、
子どもたちが起きていても、
ソファに横になって少しでも目を閉じる。
もちろん、
戸締りや子どもがケガしないようにする配慮は忘れずに。
子どもが静かにしてくれるよう、
お気に入りの絵本やブロック、
おままごとセットをそばに置いておくと、
一定時間ひとり遊びしてくれることもあります。
また、
「ママが少し休む時間だよ」
と声をかけておくだけでも、
意外と理解してくれたりします。
場合によってはテレビやYouTubeに頼ることもあります。
賛否あるかもしれませんが、
「自分の心身を保つこと」の方が大事な時もあります。
むしろ、
疲れた状態で無理して家事をこなすより、
しっかり休んで元気な笑顔で向き合える方が、
家庭の空気も穏やかになります。
家事や食事も「ほどほど」でOK:手抜きは心の余白
完璧にこなそうとしなくていいんです。
どうしてもつらい日は、
お弁当を買ってきたり、
ネットスーパーに頼ったりして、
自分を少しでも楽にしてあげましょう。
私がよく利用しているのは、
オイシックスやイオンネットスーパー。
手軽に頼めて、
栄養バランスの取れた冷凍食品や総菜も充実しています。
金曜日の夕方など、
親子ともに疲れが溜まっている日は、
納豆ご飯とお味噌汁だけの日があってもいいじゃないですか。
コンビニのおかずでも、
子どもに「どれが食べたい?」と選ばせると、
案外楽しんでくれたりするものです。
「手抜き」じゃなくて「工夫」と思って、
上手に力を抜いていきましょう。
まとめ:逃げ出したくなる気持ちに正直になっていい
「逃げ出したい」と思う時があるのは、
あなただけではありません。
そんな時は、無理をせず、
まず自分を守る選択をしてみてください。
完璧じゃなくていい。
頼れる人に手を差し伸べてもらったり、
安全な範囲でひとり時間を作ったりして、
自分の心と体を労わることも立派な育児の一部です。
あなた自身が元気でいられることが、
何よりも子どもたちの笑顔につながりますよ。
今日からできる小さな工夫を
ひとつだけでも試してみてくださいね。